秋深し 
自分は見た目よりずっと、症状が重いのだと思う。



寛解するのではと期待しながらなんとかやりくりしてるけど、態度や作業の精度はかなり下がっていると感じることが増えた。



身体は相変わらずガチガチとかみあわない。
脳が痺れる頻度も高い。
古く錆び付いた機械を動かすように、ひたすらメンテナンスに明け暮れる。



食べる。
排泄する。
話す。
歩く。
眠る。



日常動作はリハビリのように厳しくのしかかる。



ふと気づくと隣に死神。
頚を掻き切る斧がもう肩に乗っている。
寝ても覚めても付き纏う親しい友のような髑髏がてぐすねを引く。



誰も止めない。
自分が赦されることはない。
これは 
久々にこれはまずい事態。
それなのに連絡する人は誰もいない。
連絡できる人がいない。
もっと言うと連絡したい人がいない。

こういうときは病院だけど、今日は休みだ。

こんなときにこうやってキーボードなんか打ってるからいつまでもどうにかしていると思われているのかもしれないけど、一人で抱えたら倒れてしまう。
体がこれだけ動くようになって甘く見すぎた。


結局この程度なんだ。
結局この程度なんだ。

誰もいない誰もいない誰もいない。
どうしよう。
どうしようどうしよう。
早くしないと明日になっちゃう。
早くしないと。
明日では意味がない、早くしないと。
間に合わない。間に合わないよ。間に合わない。
どうしよう。

だれか。
だれか。誰かいませんか。

くるってるよ。狂っている。おかしいよ。こんなのおかしいよ。
どうしよう
どうしよう

なんとかしなくちゃ。ひとりで。ひとりでだ。ひとりしかいない。
ひとりでなんとかしないとだめなんだ。だめんだだよ。だめだだめだめだ。
頭が痛い。割れそうだ。早く、早くなんとかしなくちゃ。夜では遅い。間に合わない。
間に合わないんだよ。間に合わない。

うまくいかない。なにもかも。
うまくいかないようにしかできてない。
私のすることはうまくかないんだよ。狂っているんだもの。
ほら、おかしいよ。この文章がもうおかしいもの。
またこんなことを書いておかしい人を演じようとしているようにしか見えないもの。
私ならそう思う。私が読んだらそう思う。みんなそう思うよ。見て見ぬふりをすれば時間は勝手に過ぎるもの。
でもそれじゃ間に合わない。間に合わないよ。

どうしよう。
タイトルなし 
携帯を握りしめて
私は何を探しているの


人格も感情もないこの小さな箱に
私は何を探しているの


返してほしい言葉
吐き出したい言葉
泣き叫びたい衝動
止められない嫌悪




死ねばいいのに
死ねばいいのに
死ねばいいのに
死ねばいいのに




赦しを渇望する魂
赦されたいから赦されない
もがけばもがくほど
深く沈んでいく躯




肺の中の酸素をすべて吐き出したら
水面に浮かびあがるの
そのときやっと自由になる
この生きる苦しみから
タイトルなし 
いらいらする



いらいらする自分にいらいらする



いらいらする自分にいらいらされるのが怖くてびくびくする



びくびくしていらいらされるのにびくびくする自分にいらいらする







煩わしい



煩わしい
煩わしい



煩わしい自分にいらいらする



煩わしい自分を煩わしいと扱われることにびくびくして、びくびくする自分にまたいらいらする







どこにいても
ここじゃない気がする
自分のいるべき場所などない
どこにもない



いつまで
どこまで
こうして
記憶 
私の話は聞く必要があるかないかを先に判断するために遮られる


思ったことを話しても、『...だから?』『つまり?』簡潔合理的でないなら、聞き流すか、聞かないで終わり


返答も感想もないまま立ち消え

私の悩んだことも
私の感じたことも
悲しかったことも
嬉しかったことも



ないことになる
ないことになる

忘れることもない
覚えていないから
思い出すこともない
なかったことだから



私もいなければいい
なかったことだから



なかったことだから